KKRとガウ・キャピタル、ハイアット リージェンシー 東京を取得

東京, 2023年3月28日 - (JCN Newswire) - 世界的な投資会社であるKKRと大手不動産投資会社ガウ・キャピタル・パートナーズ(以下、ガウ・キャピタル)は、本日、両社のそれぞれ運用するファンドが共同でハイアット リージェンシー 東京(以下、当該ホテル)を小田急電鉄株式会社(以下、小田急電鉄)より取得することで合意したことをお知らせいたします。

ハイアット リージェンシー 東京は1980年に開業した客室746室のホテルです。東京都庁舎に隣接し、都庁前や新宿等の公共交通機関の駅にも近く、利便性の高い場所に位置しています。

KKRジャパンで不動産を担当するディレクターの工藤健亮は次のようにコメントしています。「当該ホテルは都内中心部の好ロケーションに位置する地域を代表するホテルであり、非常に貴重な投資機会とみています。コロナ禍を経て日本を訪れる海外旅行客は現在急増しており、国内および海外旅行需要も回復基調にあります。当該ホテルの伝統を継承しつつ、改装などでホテルのグレードアップを図り、個人および法人客のさらなる増大につなげる好機であると考えています。この度ホスピタリティーの専門力の高いガウ・キャピタルを戦略的パートナーに迎えることを嬉しく思います。今後はKKRの強みと組み合わせることで、当該ホテルをより魅力的なものとすることができると確信しています。」

ガウ・キャピタルのマネージング・ディレクター兼ヘッド・オブ・ジャパンのイザベラ・ローは以下のように述べています。「今回KKRと共に日本のアイコン的なホテルであるハイアット リージェンシー 東京に投資する機会に恵まれたことを大変光栄に思います。世界的にみても非常に好立地にある当該ホテルにおいて客室やパブリックスペースのリノベーションを施すことで、今後、日本へのインバウンド旅行客増加の恩恵を受けることが期待できます。」

KKRは今回の投資資金をKKRのアジア不動産ファンドより拠出します。本件はKKRの日本及びアジア太平洋地域の不動産投資として最新の案件となります。昨年は2本のREITを運用する国内最大級の不動産運用会社であるKJRマネジメント(旧三菱商事・ユービーエス・リアルティ)を買収するなど、KKRは日本向け不動産投資を加速させています。KKRの不動産チームは、2022年12月31日現在、世界で約650億ドルの資産を運用しています。

ガウ・キャピタルは、2014年にハイアット リージェンシー 大阪の取得を足掛かりに日本市場に参入、2016年に大阪で2番目に大きなホテル案件として売却を成功させました。現在、東京に7件の物流ポートフォリオ、東京および他の主要都市を中心とした都心部の集合住宅ポートフォリオ、府中インテリジェントパークのティア3のデータセンターの再開発を目的とした施設など、様々な資産クラスの物件の運用を手掛けています。また、2022年初頭には、オフィス特化型J-REITの30億米ドルの非公開化を完了しました。2022年第3四半期時点、世界で336億米ドルの資産を運用しています。

本取引は、規制当局の承認およびその他の一般的なクロージング条件の充足を前提に、2023年第2四半期までに完了する見込みです。取引の詳細については開示しておりません。

KKRについて

KKRはグローバル投資運用会社であり、オルタナティブ・アセット、キャピタル・マーケッツ、保険ソリューションを提供しています。長期的かつ規律ある投資アプローチを採用し、世界トップクラスの人材を投じてポートフォリオ企業やコミュニティの成長を支援し魅力的な投資リターンを創出することを目指しています。KKRはプライベートエクイティ、クレジット、実物資産に投資する投資ファンドのスポンサーとなっており、また、ヘッジファンドを管理する戦略的パートナーを有しています。KKRの保険子会社はグローバル・アトランティック・ファイナンシャル・グループ管理下で退職金、生命保険、再保険商品を提供しています。KKRの投資に関する記述にはKKR がスポンサーとなっているファンド及び保険子会社による活動が含まれる場合があります。KKR & Co. Inc (NY証取:KKR) についてはKKRのウェッブサイト(www.kkr.com)およびTwitter@KKR_Co.をご参照ください。

ガウ・キャピタル・パートナーズについて

Gaw Capital Partnersは、アジア太平洋及び参入障壁の高いその他の市場に注力し、グローバルに独自のポジションを築いている不動産ファンド運用会社です。当社の投資は、不動産の再設計とリポジショニングを通し、未だ十分に活用されていない不動産に戦略的な付加価値を与えることに特化しており、住宅、オフィス、商業、ホスピタリティー、物流、及びデータセンタープロジェクトを含む、不動産セクター全領域を網羅しています。2005年の設立以来、アジア太平洋地域を投資ターゲットとする7つのコミングルファンドを立ち上げてきました。米国バリューアッド/オポチュニスティックファンド、アジア太平洋ホスピタリティーファンド、ヨーロッパホスピタリティーファンド、グロース株式ファンドの運用も行い、またクレジット投資及びセパレートアカウント投資サービスをグローバルに提供しています。2005年以来、2022年第3四半期時点で336億米ドルの資産運用を行っています。