信頼、グローバリゼーション4.0時代における最も重要な価値観

Layla Dong、Blockshineの創業者兼CEO、World Economic Forum Global Shapers Foundationボードメンバー

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東京, 2019年4月2日 - (JCN Newswire) - 2019世界経済フォーラム年次総会のテーマはGlobalization 4.0: Creating a Global Architecture in the Age of the Fourth Industrial Revolution(グローバリゼーション4.0 - 第4次産業革命の時代に形成するグローバル・アーキテクチャー)であり、政財界のリーダーが集まり、この挑戦的な議題に焦点を当てています。

今年のダボス会議で何を心得、何を覚えたのか、また今後何をしようとしているのかをお伝えします。

私はグローバルシェイパーズコミュニティにおいて成長を遂げました。若者の代表が年次総会の共同議長として、世界に向けて若者の声を上げていることをこの目で見ました。難民問題や、世界で17億人が現在の金融サービスにアクセスできないこと、他国に対する不信感が世界経済に打撃を与えていること、グローバルシェイパーである友人がベネズエラの政治危機により家を去らざるを得ないこと、先進国においても平等な機会を得られていない女性のこと、新しい技術が人の仕事を奪っていくことなどに、私は関心を持っています。

関心を持っていますが、どうするべきなのでしょうか。

批判はしません、妥協もしません。少しずつ周りを感化し、価値観を変えていきたいと考えています。

正義感を持つ若者は、衝動的に行動する傾向があります。若者が次第に白黒つけられない世界の真実を知り始め、嫌な人が多く存在するようになれば、愛しい人も多く存在するようになります。人生おいて、そのバランスを取るのが大事です。そのバランスのポイントを都度探していると、人生の閉まったドアも少しずつ押し開けられ、そしてそのドアが完全に押し開けられる日がいつか来るでしょう。今と違い、より平等で信頼し合う世界に変わることを信じています。

私は、成長中の企業にとって、「自己資本の増加」と「社会的影響」は矛盾しているのではないかと常に考えています。企業は資本蓄積が進むに連れて、企業の社会的責任の履行を考え始めるのではないでしょうか。最初の段階で多くの時間と精力をCSRにかけてしまっては、商業の本質から遠ざかってしまうことになるのではないでしょうか。

ダボス会議が教えてくれたことを言えば、社会的責任を負う企業家は、必ず資本の蓄積やビジネスの実績も上げています。商業であろうと、社会的責任であろうと、正しい「価値観」を持つことが一番大切だからです。その価値観から、企業の価値と富が生まれるのです。その価値観に合ったビジネスモデルが正しいモデルだと人々に信じさせるのです。

グローバリゼーション4.0の時代において、一番重要な価値観は何でしょうか。

それは、信頼です。

国家間の信頼、政治的信頼、経済的信頼、人間の信頼…アクセンチュアは今年のアニュアルパーティーで、「Trust is the ultimate currency」をスローガンとして定めました。信頼は究極の通貨です。信頼で価値交換を行い、信頼で価値を定義することが、グローバリゼーション4.0の時代で社会的体系や国際関係を再構築するチャンスです。

Blockshineはまだ若い会社ですが、ブロックチェーン技術の研究開発と、ブロックチェーンの教育、この二つのことに集中して努めてきました。なぜならば、この両者は深く関わっているからです。

まず、ブロックチェーン技術は社会の再構築を実現できる技術だと信じています。社会構造の再構築によって、社会の平等や雇用を促進することができます。その方法は、(1)データの所有権を人々に返す、(2)データと労働の価値を再定義し、平等かつ透明なインセンティブ制度で価値交換を体系的に再建することです。

口にするのは簡単ですが、実際にやっていくと最も難しいのは技術ではなく、その普及です。人々に技術の説明を行い、これがより平等で透明な社会的体系でこの体系に参加してもらうこと、また政府機関に、業界の発展に有益な規制や管理制度の作成を進言し、新しい技術がもたらす真の「危機」と「チャンス」を知ってもらうことです。特に挑戦的なのは、不平等に陥っている人々や、金融サービスにアクセスできない人、後進国発展途上国のほとんどの女性たちの低学歴の人々に普及させることです。

これは、教育を通じて少しずつ教え、影響を与えていくしか方法がありません。これが、Blockshineが教育に努める理由です。Blockchain Centreの使命は、「信頼」とブロックチェーンとの関係を社会に分かってもらうことです。過去の5年間に世界にある14のBlockchain Centreを通じて、私たちは5万人にブロックチェーンを理解してもらいました。人々はBlockchain Centreにおいて、ブロックチェーンとは何か、どこがいいのか、何を解決するのかを勉強できるのです。

数多くの人は、コインやトークンの価格にしか関心を持ちません。数字の変化は分かりやすいですが、その背後にある技術とその技術で解決できる社会的問題について全く分からないかと思います。「ブロックチェーンはどこがいいですか」といった問題に答える人さえいれば、ブロックチェーンを基盤としたエコシステムが初めて動き始めるのです。

Blockshineは2019年に信頼のメカニズム作り、信頼の価値観を広げていくことに注力します。またより多くの企業、機関もぜひ仲間になって頂き、共に信頼の価値観を広げ、信頼のメカニズムを作っていきたいと思います。

Websitewww.blockshine.com