Teledyne e2v、低コストのマシンビジョン向けフルHD CMOSイメージセンサーを発表

新製品Emerald 2M イメージセンサーはMIPIインターフェースを搭載

フランス・グルノーブル, 2018年11月22日 - (Media OutReach) - Teledyne Technologies(ニューヨーク証券取引所上場:TDY)グループ傘下で、イメージングソリューションの世界的イノベーターであるTeledyne e2vは、このたび、Emerald CMOSイメージセンサーシリーズの最新製品「Emerald 2M 」を発表します。Emerald 2Mは、移動する被写体をフルHD解像度で歪みなく撮影する必要のある、コスト重視のアプリケーション向けに設計されています。同センサーはマシンビジョンアプリケーションに最適化され、5度の主光線入射角(CRA)補正に対応するほか、高性能のCLGAパッケージまたは有機基盤を用いた厚みがわずか1.19 mmの小型ファンアウト・パッケージに搭載されます。

Emerald 2Mは、業界最小のフルHD対応グローバルシャッター搭載センサーとして、低コストの1/3インチの光学フォーマットを採用したことで、フルHDカメラシステムのコストを削減します。

また、グローバルシャッター機能を搭載し、MIPI CSI-2インターフェースに対応したことで、モバイルアプリケーション向けの最新画像処理(ISP: Image Signal Processor)を活用できるようになり、研究・開発技術者に柔軟性をもたらします。その他、プロセッサの負荷を軽減し、市場への早期製品投入を可能にするため、マルチROI、サブサンプリング、最初のフレームにおける自動露光、シングルフレームHDR(ハイダイナミックレンジ)、ヒストグラム処理などオンチップ・スタティスティックといったデジタル機能を搭載します。

小型のグローバルシャッター機能を搭載したEmerald CMOSイメージセンサーシリーズでは、さまざまなマシンビジョンアプリケーションに対応し、最小のフットプリントを採用するEmerald 2Mのほか、8M、12M、16M、67Mピクセル製品をご用意しています。

主な特長:

- 最大5度の光線入射角(CRA)に最適化されたグローバルシャッターCMOSピクセル(2.8um x 2.8um)
- 1/3インチの光学フォーマット
- MIPI CSI-2インターフェース、最大100 fps
- パッケージ: CLGA/有機基盤を用いたファンアウト・パッケージ
- カラーフィルターアレイ: モノクロ/カラー(ベイヤー配列)
- オンチップ機能 : マルチROI、サブサンプリング、最初のフレームにおける自動露光、シングルフレームHDR

サンプルは2019年Q2を予定しています。詳細はウェブサイトProduct pageもしくはContact usにてお知らせします。なお2018年12月5日から7日にかけてパシフィコ横浜にて開催される国際画像機器展に出展いたします。ブース番号は、D-01です。 皆様のご来場を心よりお待ち申し上げます。

編集者向け注記:
Teledyne e2vのイノベーションは、ヘルスケア、ライフサイエンス、宇宙、輸送、防衛、セキュリティ、産業用市場の開発をリードしています。Teledyne e2vでは、市場のニーズやお客様の抱えるアプリケーションの課題に耳を傾け、お客様との協力により、画期的で標準規格を満たすセミ・フルカスタムのイメージングソリューションを提供し、お客様のシステムの価値を向上させるなど、独自のアプローチを展開しています。詳しくはWebリンクをご参照ください。www.e2v.com

Teledyne Imagingについて 
Teledyne ImagingはTeledyneブランドの最先端技術企業から構成されるグループです。同グループは、電磁波分野で比類のない専門知識と数十年におよぶ経験を有し、世界トップクラスのセンサー、信号生成・処理機能を提供しています。また、航空宇宙、防衛、地理空間、産業マシンビジョン、医療・ライフサイエンス、半導体・MEMsに画期的なソリューションを提供しています。詳しくはWebリンクをご参照ください。teledyneimaging.com

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