香港のデザイナーが東京開催の「Think Global, Think Hong Kong」に参加、グローバルな視点で考える

4日間にわたる交流ツアーは若手デザイナー12名にインスピレーションを与え、アジアのクリエイティブ・ハブとして香港の地位を強化

東京, 2018年11月2日 - (Media OutReach) - 香港デザインセンターが主催する第3回デザイン交流ツアー(DeX Tour)が2018年10月30日から11月2日まで東京で盛大に開催されました。今年初めに開催されたバンコクメルボルンでの成功に続き、今回のツアーには香港の新鋭デザイナー12名が選ばれ、4日間にわたって文化交流活動および東京の有名なデザインスタジオやプロジェクトへの訪問などが満載のインスピレーションの旅に参加しました。この旅は、香港貿易発展局が主催する大型プロモーション事業「Think Global, Think Hong Kong」にて開催されたデザイナー作品展示会で締めくくられました。

クリエイト香港を協賛者として迎え、香港デザインセンターが主催するDeX Tourは、地元の若手デザイナーがグローバルな視野を広げ、国際的な影響力を持つデザインを創出したいという彼らの希望を育むことを通して、香港デザインセンターの使命である、香港をアジアの優れたデザインのクリエイティブ・ハブとして確立することを目指しています。DeX Tours は、2018年前半に2回、バンコクメルボルンで盛大に開催され、両都市において若い世代のデザイナー同士の地域を越えた対話の機会が開かれました。

香港デザインセンターの厳志明(エリック・イム)会長は次のようにコメントしています。「香港はダイナミックな大都市で、ここでは常にデザイナーたちが中国本土やその他の地域などの新たな市場の開拓に取り組んでいます。今回のDeX Tokyoに参加した12名のデザイナーたちは、香港の活気あふれるデザイン分野で活躍する人々のほんの一握りにすぎません。彼らは、適切な作品発表の場とネットワーキング機会が与えられれば、より幅広く地域的および国際的な影響力を持つデザインを創出する大きな可能性を秘めています。」

前回開催されたバンコクメルボルンでのDeX Toursと同様、DeX Japanはアジアで最もダイナミックかつ住みやすいクリエイティブ・ハブとして香港の地位を確立していきたいと考えています。代表団は、香港デザインセンターが主催するDFA香港ヤングデザインタレント賞の受賞者、デザイン・インキュベーション・プログラム、およびファッション・インキュベーション・プログラムのさまざまなデザイン部門の採択者から選ばれた新鋭デザイナーから構成されます。デザイナーたちは東京にあるクリエイティブスタジオを訪問し、優れたデザインプロジェクトについて学びました。具体的には、高い評価を得ているteamLabスタジオおよびGKデザイングループを見学したり、Yohji Yamamotoヨウジヤマモト)の2019年春夏コレクションのオープンハウスに出席したり、代官山T-SITEをその建築を手がけたクライン ダイサム アーキテクツの世界的な有名な建築家マーク・ダイサムとともに見て回ったりしたほか、グッドデザイン賞受賞展「Good Design Awards Exhibition」で受賞プロジェクトから学んで、みらいのアイデアを探ったりしました。

さらに、DeX Japanに参加したデザイナーたちには、「Think Global, Think Hong Kong」で開催された「快適な暮らしを彩る空間づくりとデザイン」と題したテーマ別分科会において、自らのクリエイティブなデザインを発表する機会が設けられました。この分科会では、香港と日本からのプロデザイナー5名が、いかに人間中心のデザインアプローチが、共感の構築、協業によるシナジーの醸成によって、現代のデザイナーたちがイノベーションとビジネス機会を高めるための洞察を提供できるかについて、見解を共有しました。分科セッションでは、KAYKWOKの創業者である郭子鋒(ケイ・クオック)氏、84000 Communications Limitedの創業者兼クリエイティブディレクターである黄炳培(スタンレー・ウォン)氏、NOSIGNERの代表/創業者である太刀川英輔氏、PALデザイングループのデザインパートナーである何宗憲(ジョーイ・ホー)氏、香港デザインセンター会長の厳志明(エリック・イム)氏らが登壇し、香港デザインセンター エグゼクティブ・ディレクターの利德裕(エドモンド・リー)がモデレーターを務めました。

DeX Japanに参加した香港デザイナー12名は以下のとおりです。Chan Hei Shing(Hei Shing Book Design)、Woody Chau(NEVER-NEVER)、Ken Hui(AIR Concepts)、Soilworm Lai(STICKYLINE)、June Kimberly Lau(Novel Fineries)、Tak Lee(Tak Lee)、Comma Leung(mosi mosi)、Prudence Mak(Chocolate Rain)、Baldwin PUI(hoiming & Fungus Workshop)、Mandy Tsang(eMotionLAB)、Angus Tsui(ANGUS TSUI)、Yeung Chin(Yeung Chin)。

報道関係者向け写真は以下のリンクからダウンロードいただけます。
http://www.hkdc.hk/download/awards/DeX-Japan_photos.zip

香港デザインセンターについて
https://www.hkdesigncentre.org/ 
香港デザインセンター(HKDC)は、香港をアジアの優れたデザインの拠点として確立することを目指して2001年に創設された非営利団体であり、香港特別行政区政府の戦略パートナーです。HKDCの使命は、デザインとイノベーションを通じてビジネスの発展という価値を創造するとともに、イノベーション志向の幅広い知識共有の場と様々な交流プラットフォームを提供することで社会的幸福を促進することです。「CONNECT」「CELEBRATE」「NURTURE」「ADVANCE」「ENGAGE」という5つの大きな指針のもと活動しています。

HKDCの代表的なプログラムには、次のようなものがあります。ビジネス・オブ・デザイン・ウィーク(2002年~):デザイン、イノベーション、ブランドに関する、アジア有数の年一度のカンファレンス/イベント。DFA賞(2003年~):アジア的視点による優れたデザインを称える、最も広く認知されたデザイン賞。デザイン・インキュベーション・プログラム(2012年~)およびファッション・インキュベーション・プログラム(2016年~):未来のデザインおよびファッション起業家を育てる2年間の企業支援プログラム。ファッションアジア香港(2016年~):香港のイメージを元気にし、香港をアジアにおけるファッション事業とビジネス発展の中心地とすることを目指す、対話とインタラクションと文化交流を融合したファッションの取り組み。ナレッジ・オブ・デザイン・ウィーク(2006年~):社会が直面する複雑な諸課題をデザインがいかに解決するかを考え、テーマごとのデザイン知識を共有する年一度開催のプラットフォーム。

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